ポケモンソード&シールドの情報が発表された。さまざまなワクワクもあれば、一部の人々を絶望の底に叩き込んだ情報もあった。
「最新作の地方図鑑に登録できないポケモンは過去作から連れてこられない」
所謂”互換切り騒動”である。
実際にゲームの発売を待たねばどう転ぶか分からない部分も多いが、
「全部のポケモンが登場しないなんて!」という嘆きは多いらしい。
個人的には今回の互換切り騒動は重く感じていない。
開発側の都合上仕方ないというのもあるが、
- 最新作に登場しない=そのポケモンの消滅、ではないから
- 最新作では新しいポケモンとの出会いに一番期待しているから
- そもそも最新作だけでは全国図鑑を完成させられないから
この辺りが大きい。
ポケモン最新作は”ポケモンの最新アップデート”ではなく、あくまで”ポケモン最新作”なのだ。と思っている。
一方で、今までのポケモンとの(一時的かもとはいえ)別れに直面する辛さにも思うところはある。
なので、素人感覚丸出しのこうしたらいいんじゃね妄想を垂れ流しつつ、ポケモンの未来に思いを馳せることにする。
以降モンハン的スタイルへの移行で行こう案
同じ”モンスター”と名の付く作品で、過去作からの登場するしないで盛り上がる作品といえば、
モンスターハンターシリーズが挙げられる。
こちらも、各モンスターへの思い入れが各人あるものだ。
そんなモンハンは最新作に過去作から全モンスター登場とはなっていない。
一方でアップデートを続けて独自の進化を遂げた”モンスターハンターフロンティア”という存在がある。
一言でいえば、
ポケモンも、全ポケモンが登場する利用期間課金制のオンラインサービスやればいいんじゃね?
ということだ。
膨大なポケモンのデータを少しずつアップデートでき、ソフトの制約上達成しえないクオリティの提供も可能になるかも。
さらに、全ポケモン登場が約束された作品、という柱があれば、
新ポケモン+過去作の一部ポケモンだけ登場する本編ポケモン作品の供給が安定するかも。
対戦や交換、バトルフロンティアのようなやりこみ要素に絞った作品にすれば、
ストーリーを重視した本編との棲み分けも可能だ。
結局のところ、全ポケモン登場しないことで困るのは対戦(NPCを除く)なので、対戦用と割り切ればいろいろはかどりそうだ。
お気に入りのポケモンと新しい舞台で冒険したい!というのは少なくともすでに破綻している。
過去作から連れてこないと登場しないポケモンはほとんどの作品にいるし、連れてこられるようになるのは、大体の冒険が終わったあとだからだ。
開発の期間と費用が雪だるま式に増え、発売スパンが伸びて価格がどんどん高くなり、その代わり全ポケモン登場する最新作。
それを喜ぶのは長くポケモンを遊んできた大人だけで、子どもの遊ぶゲームではなくなる。
子どもから大人までみんなが楽しめるからこそ成長してきたポケモンという作品には、そんな未来を辿ってほしくはないと、思うのであった。
終わり